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アカデミーモジュール 0 · オリエンテーション
初回起動とワークスペースの設定
このレッスンで学ぶこと
- アプリを開いた直後に何が起きるか、またランチャー画面がない理由を説明できる
- タイトルバーのワークスペースセレクターから、ワークスペースの切り替え、固定、管理ができる
- フォルダをワークスペースとして開き、最初にどこをクリックすべきか判断できる
- Google またはメールコードでサインインし、ローカルに残るものとクラウドへ送られるものを説明できる
アプリを起動すると、最後に使ったワークスペースが開きます。フォルダーの接続と文書の編集はアカウントなしで始められます。AI機能は、選択したモデルの経路に応じてサインインや接続設定が必要です。
このレッスンでは、最初の10分を扱います。起動時の動作、ワークスペースの切り替え、最初のフォルダを開く手順、サインイン、そしてローカルとクラウドの境界を確認します。
アプリを開くと何が起きるか
メインウィンドウでは、最近使ったワークスペースの一番上にある項目が再び開きます。通常は最後に使ったものですが、固定したワークスペースがある場合は固定項目が常に上へ並ぶため、それが優先されます。途中に別の画面はなく、クリック操作も必要ありません。
再度開いた直後は、意図的に何も実行されません。「{your folder} · 開いているタブはありません」という見出しの空ワークスペース用コマンドメニューが表示されるだけです。ドキュメントが自動で開くことも、抽出が始まることも、モデルが呼び出されることもありません。ファイルは最初から左サイドバーのファイルツリーにあります。
再度開けるものがない場合
本当の初回起動時、または前回使ったフォルダが移動・削除されている場合は、コンテンツ領域にワークスペース未選択パネルが表示されます。見出しは「ワークスペースを開いて始めましょう」です。
ワークスペースを用意することだけを目的とした画面は、アプリ内でここだけです。2つ先のセクションで操作手順を説明します。
タイトルバーからワークスペースを切り替える
切り替え操作は、1つのコントロールに集約されています。タイトルバー左端で現在のワークスペース名を表示しているドロップダウン、ワークスペースセレクターです。開くと、移動可能な場所が1つの一覧に表示されます。
- アカウント情報。 最上段にはアカウントが表示され、サインインしていない場合は「未サインイン — ローカルのみ」と表示されます。そのすぐ下に「設定」と「共有」があります。
- 最近使ったワークスペース。 ローカルフォルダが最大8件、固定項目を先頭にして並びます。現在のワークスペースにはチェックマークが付きます。それより古い項目も、「ワークスペース」フィルターを備えた検索パレット(
⌘⇧F)から開けます。 - クラウドワークスペース。 サインインすると、ローカルワークスペースの下にクラウドアイコン付きで表示されます。選択すると、それ専用のウィンドウで開きます。
- ワークスペースを追加する方法。 一覧の下部に「ローカルワークスペースを開く…」「共有ワークスペースを取り込む」「クラウドワークスペース…」があります。
最近使った項目を右クリック
最近使ったワークスペースの行を右クリックすると、「上部に固定」(固定済みなら「固定を解除」)、「新しいウインドウで開く」「クラウドへコピー…」「Finderで表示」「リストから削除」というメニューが開きます。
初日から固定の仕組みを知っておくと便利です。固定したワークスペースは最近使った一覧の先頭へ並び、次回起動時にアプリが再度開くワークスペースになります。
自分のワークスペースを開く
ここで、手元のフォルダを Consilience に指定します。1つのウィンドウが保持するワークスペースは常に1つです。そのため、各ウィンドウの作業対象が明確になります。セレクターは現在のウィンドウを切り替え、「新しいウインドウで開く」は2つ目のワークスペースに専用のウィンドウを割り当てます。
- ワークスペースセレクター
- 現在のワークスペース名を表示する、タイトルバーのドロップダウン。最近使った項目、クラウドワークスペース、ワークスペースの追加方法がまとまっています。
- ワークスペース未選択パネル
- 「ワークスペースを開いて始めましょう」— 本当の初回起動時、または前回のワークスペースが見つからない場合にコンテンツ領域へ表示されます。
- 空ワークスペース用コマンドメニュー
- ワークスペースは開いているものの、タブが1つも開いていないときに表示される画面。現在のショートカットチップ付きのタスク一覧です。
- 最近使ったワークスペース
- セレクター内の一覧。固定項目を先頭にし、その後は直近に開いた順で並びます。先頭の行が起動時に再度開きます。
最初のフォルダをマウントする
- フォルダ選択画面を開く
ワークスペース未選択パネルで、主要操作の「ローカルワークスペースを開く…」をクリックします。すでにワークスペースを開いている場合は、タイトルバーのセレクターにも同じ項目があります。パネルにはそのほかに「クラウドワークスペースを作成…」「共有ワークスペースを取り込む」(.zip バンドル)、「リポジトリをクローン」があります。クローンでは
owner/nameまたは URL を入力し、保存先を選ぶと、そのクローンがワークスペースとして開きます。 - フォルダを選ぶ
ノートやドキュメントが入った任意のフォルダを選びます。空のフォルダでもかまいません。アプリは拒否せずにマウントし、そのフォルダへ内容を追加するための操作を提示します。
- コマンドメニューを確認する
ワークスペースがマウントされ、「{your folder} · 開いているタブはありません」とタスク一覧が表示されます。ドキュメントが自動で開くことはありません。ファイルは左サイドバーのファイルツリーで待機しています。
- 「ソースを抽出」をクリックする
ナレッジグラフが空の間は、「ソースを抽出」(
⌘⇧I)が唯一の主要ボタンとして目立つ位置に表示されます。ファイルからグラフを作り始める操作です。コース後半の抽出レッスンで詳しい手順を扱います。
Finder からファイルを直接開くこともできます
ワークスペースをマウントしていない状態で Markdown ファイルをダブルクリックするか、「このアプリケーションで開く」から Consilience を選ぶと、そのファイルだけがタブで開きます。サイドバーには「まだフォルダーが開かれていません」と「ワークスペースを開く」ボタンが表示されます。ボタンをクリックして周囲のフォルダをワークスペースとしてマウントしても、その間タブは開いたままです。
サインインしてプランを選ぶ
Consilienceのサービスモデルを使うにはサインインが必要で、そのリクエストはアカウントの使用量に反映されます。ローカルモデルや直接接続は、選択したモデルと接続設定に従います。ワークスペース選択メニューか ⌘, から設定を開き、「アカウント」タブに移動できます。
方法は2つあります。「Google で続ける」を選ぶか、メールアドレスを入力して「コードをメールで受け取る」をクリックします。6桁のコードは、入力を終えた時点で自動的に検証されます。
| プラン | プラン選択画面での説明 |
|---|---|
| Free | 「AI機能を気軽に試せます。」 |
| Plus | 「日常的なノート作成とエージェント利用に十分です。」 |
| Pro | 「一日中エージェントを本格的に使い込む方向け。高度な機能に早期アクセスできます。」 |
| Ultra | 「パワーユーザー向けの最上位の上限。早期アクセスと優先サポート付き。」 |
プランの違いは使用上限だけです。特定の機能がプランによってロックされることはありません。使用量はクレジットで計測されます。これは AI のコストで重み付けしたトークン数で、直近5時間と直近1週間という2つの期間で集計されます。
初日に知っておきたい点が1つあります。これまで支払いをしたことがないアカウントでは、Plus プランに「初月無料」と表示されます。カード登録は必要で、無料期間が終了すると請求が始まります。この特典を利用できるのは、1アカウントにつき1回です。
ローカルで動くもの、クラウドで動くもの
Consilience はローカルファーストです。ファイルは自分で選んだ通常のフォルダにあり、設定はディスク上に保存され、ナレッジグラフも端末内に置かれます。ワークスペースには、移植可能な書き出し .consilience/graph.nq を含められます。これを使えば、AI を再実行せずにグラフを再構築できます。
では、端末の外へ出るものは何でしょうか。2つあります。チャットと抽出を支える AI 呼び出しは、アカウントの使用枠を使ってクラウド上で実行されます。また、支払い手続きはアプリ内ではなく、必ずシステムのブラウザで行われます。
覚えておくべき境界
ファイル、設定、グラフはローカル。モデル呼び出しと支払いはクラウドです。
文書から抽出した事実は再抽出できます。既存の結果を移すにはグラフ・語彙・判定も保存します。graph.nq の書き出しがあれば、モデルを呼び出さずに保存済みグラフを読み込めます。
チェックリストと、知っておきたいこと
エージェントサイドバーのセッション一覧の下部には、進捗バーと4つの手順を備えた「はじめる」カードがあります。最初の1日と、この先のコース内容を案内するものです。4つすべてを完了すると数秒間お祝いの表示が出て、その後は表示されなくなります。X で早めに閉じることもでき、ヘルプ ▸「はじめる」チェックリストから再表示できます。
- 「ワークスペースを開く」はフォルダ選択画面を開き、ワークスペースがマウントされると自動的に完了します。
- 「ソースを抽出」は取り込み画面を開きます。この続きは抽出レッスンで扱います。
- 「ナレッジグラフを見る」はグラフタブを開きます。
- 「AI に質問する」は新しいチャットを開始します。エージェントとの共同作業を扱うレッスンにつながります。
最近使った項目から削除してもファイルは保持
最近使ったワークスペースで「リストから削除」を選んでも、ディスク上のフォルダには一切触れません。一覧への登録を外すだけです。また、独自の .consilience/graph.nq 書き出しを含むワークスペースは、再び開いた瞬間にナレッジグラフ全体を再処理なしで復元します。
1つのウィンドウを1つのワークスペースが占めるため、各ウィンドウの作業対象は明確に保たれます。タイトルバーのセレクターからワンクリックで切り替えるか、最近使った項目を右クリックして「新しいウインドウで開く」を選び、2つのワークスペースを並べて開いてください。
開始した抽出がバックグラウンドでグラフを構築している間に、次のレッスンでは何が作られているのかを確認します。ワークスペース、グラフ、エージェントという3つの要素と、それらがどう連携するかを見ていきます。