新しいエンジニアから「なぜテナント分離をスキーマ単位ではなく行単位にしたのですか?」と聞かれました。CTOは概要を覚えていますが、決めた担当者は既に退職しています。チャットの検索結果から、決定と雑談を見分けるのも簡単ではありません。
30人のB2B SaaS企業を想定し、週次議事録、ADR、チャットの抜粋を一つのワークスペースで確認する例です。
使用する資料
- 2021年以降の週次エンジニアリング議事録
- 背景、選択肢、決定、結果を記したADR
- チャットの抜粋、仕様書、振り返り
- 退職した担当者の判断が残る文章
従来の方法と確認が難しい点
同じ話題のメッセージがあっても、最終的に何が決まり、いつ変更されたかは別です。古い決定を現在の設計方針として読んでしまう恐れがあります。
ワークスペースでの進め方
決定の記録をまとめる
meetings/、docs/adr/、slack-notes/を取り込みます。原文のMarkdownは書き換えません。チームの用語を整える
「Domain vocabulary」で実際に使う言葉を設定します。既存資料にも反映する場合は再抽出します。
変更の関係を確認する
「Revisions」で後の議事録が前の決定を置き換える関係を原文と照合します。確認済みの変更も元に戻せます。
業務に合わせた質問例
- マルチテナンシーに関する決定を、新しい順に示してください。
- 後から変更された決定と、その理由を教えてください。
- 行単位の分離を選ぶとき、何を諦めると議論しましたか?
活用結果と確認が必要な範囲
誰が、どの文章で、何を決めたかを示し、変更前の判断から新しい記録へたどれます。
